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2010年5月

2010年5月31日 (月)

【仝女王様、こんにちは♪仝】

多い時は週2週3と野に山に出かけているので、

日記のネタには尽きないんだけども・・・。

またもや毎度ながらの殴り書き更新☆

 

今月の24日、降り続いていた雨が上がるかどうか?

というタイミングで、気になるゲレンデへ。

しっとりとした地表の具合もよく、紅茸の仲間や森ノ枯葉茸、

黒小卵天狗茸たちがとても賑やか。

今回、目当てにしている子を探しに竹林へ・・・。

去年賑やかだった場所を探すも姿なく、駄目元で枯葉をめくる。

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あった♪このサイズ、探していた絹笠茸の卵(幼菌)だろう♪

すぐに次々と卵が見つかる。もうちょっとしたら賑やかになるだろう。

等と期待を膨らませつつ、帰り道に入るやいなや・・・

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うわっ・・・これは茸の女王・キヌガサタケさま!何とも嘆かわしい(?)お姿・・・。

役目を終えた姿でもあるが・・・。冷静に見てみると、かなり大きい。

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散乱した菌網に、雨で洗われたグレバ(胞子がついた先端部分)。

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折れた根元の部分を入れると23センチを超える大物。

周辺を探すと、今にも孵化しそうな大きな卵がポコポコと♪

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コレだけ見ると、腐った野菜(芽キャベツ?)っぽい。

喜び勇んで女王様の卵を拉c(中略)家までお連れする♪

 

持ち帰った卵を2ℓペットボトルを切り開けた容器を作り、

新聞とトイレットペーパーで土台を作って安置。

孵化を待つ・・・。去年も部屋で観察したので定例といった感じ。

26日の朝、ついに動きが!と、思ったがどうも状態がおかしい。

どうやら、分厚い外幕にグレバ(先端部分)と菌網(マントの部分)を

引っ掛けたまま伸び上がったのでブチッと千切れ、残したまま・・・。

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こんな状態・・・片方は足元に残った菌網が広がり・・・

もう片方は割れたグレバが半分ひっかかって首を曲げてる。

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これじゃあ・・・緩厚靴下茸(るーずそっくすたけ)といったところかw

1個目・2個目と上手く成長させられず、残念・・・。

 

失敗を活かすべく、

残りは動きなく駄目かと思っていたら、昨夜(29日の夜)動きが!

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少し生えやすいように、外膜をしっかり切開して露出させる。

 

そのまま観察を続けるつもりがウトウトと転寝してしまい・・・

今朝、目が覚めると・・・あっ!!孵ってる♪♪

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時間は5時前・・・寝ぼけ眼をこじ開け、急いで撮影。

柄が伸び上がり、丁度マントが降りてきたところかな?

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瑞々しく透き通った白い菌網♪

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絹笠女王様の後姿・・・なんとも気品漂うお背中だ。

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すっかり広がりきった菌網。美しい・・・ストロボ焚いてみたり。

持ち上げて、マントの内側を撮ってみた♪・・・もう少し入れるんだったかな。

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最後にもう少し全体を♪

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網の一部が少しだけ広がりきれずめくれたままとなった。

これはこれでアクセントってことで♪

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そして開いた女王様を家に残して出勤・・・帰った頃には

倒れてしまってるかなと思ってたら・・・あら♪

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まだ同じ姿勢で仁王立ちしておられた。

すっかり乾燥しかけていて、瑞々しかった菌網は

それこそ、アンティークのレースのようになっている。

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もっと面白いのが、綺麗なまま乾燥したグレバの質感。

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黒い編みこみの帽子のような。

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うーん、なんとかこのまま綺麗に乾燥しないかなぁ。

 

今年も女王様が誕生した。次は野外で出会いたいなぁ・・・。

黄色い菌網のウスキキヌガサタケにも出会ってみたいなぁ。

もしや生えているかもと、去年は実家の和歌山南部周辺を探ってました。

今年こそは・・・♪

2010年5月 5日 (水)

【仝和茸物☆ 刀の拵え・・・そして。仝】

端午の節句が終わる前にって事も無いけど、

続いて、茸意匠の拵えを紹介♪

刀の拵えには、横並びにしてみると、

鞘・ハバキ・鍔・鍔の前後に切羽・縁、

柄(柄には目貫(飾り)と、柄巻きって滑り止めの糸)って感じになるそうで。

鞘はいまだ茸が入った物を見たことがありませんw

たぶん見つけても高すぎて買えないのでは・・・。

ハバキはありそうかなぁとも思うけど、未確認で未入手。

切羽は「切羽詰る」の切羽。柄に挿した刀がガタガタしないように

詰めて固定するものなので、流石に茸物は無さげ。

で・・・なんとか入手できたのが縁。柄の鍔側を飾る部分。

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これまた茸意匠が側面・笠・ 逆向きと並んで、

あしらった象嵌の松葉と・・・点は何だろう。

ともかく、こんなのが存在してる事自体が嬉しい。

裏面には小さな茸がチョコンとあって可愛い。

江戸時代ぐらいだろうけど、よっぽど凝り性な

茸好きが居たんだろうなと妄想しきり。

菌友から「お前の先祖とちゃうんか」とツッコミ頂く始末。

そして、まだまだ色々ありそうな拵えがコレ☆

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茸の目貫♪目貫ってのは柄の飾り具みたいなもので、

目釘って柄と刀を固定してる小さな木釘を隠す意味もあるらしい。

いくらか種類があったけど、この意匠が一番多いかも。

茸と粟かな・・・?

 

・・・で、ここまで来たら・・・最終目標は・・・。

 

「刀を一振、茸意匠で拵えてみよう」なんて馬鹿を拗らせてしまい。

 

・・・よいしょ~。

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どーん。買ってしまいました・・・刀身以外の一式揃っとります。

二万もしました・・・イタタタ。今までで最高額w

全体的な拵えはオーソドックスながらも、柄には・・・。

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かなりの直球的茸!両面に・・・。

・・・で。

さくっと目釘を抜いて、分解。

仮組みしてみました♪

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ちょっと見難いけど、縁もなんとか組めた♪

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添えてるのは最近作られた帯留め。

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元々持ってた目貫は柄に乗っけてみた。不思議と違和感無い!?

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うーん。なかなか強烈な仕上がりになった♪

まだまだ試作段階だけど、

最終的に家宝になりそうな一振りを作り上げたいなぁ。

守刀ってことでもいいけど♪

とりあえず、柄巻きに使う糸か牛皮を・・・茸染めにて作る予定です。

茸散策で採取した茸で染めるんやけど、何茸にしようかまだまだ奥がありそう。

緋色茸や緑青腐菌とかは古来より染料に使われてたそうやし・・・。

↓ココでけっこう詳しくレクチャーしてはる。

http://www.jinen.co.jp/colum/index.html

うーん、色々やってみたいことが多いなぁ。

 

ちなみに撮影時に下に敷いてる敷物は霊芝(万年茸)文様だったりします♪

番外編的に、拵えを探す過程で見つけたコレ。

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最初は拵えかと思ったけど、江戸時代のお洒落さんが

煙草道具入れの飾りにしてたものらしい。グッときた♪

 

我ながら、どんどんエライ方向に迷い込んだような仕上がりです。

【仝和茸物☆ 刀の鍔。仝】

少しずつ、コツコツと集め続けてる茸物の中から、

今回は特に気に入ってる物をご披露♪

(端午の節句だから・・・って事もあり!?)

多くは無いけど茸意匠の日本刀の拵え(こしらえ)が存在します。

前に、菌友のもせてさんが所持されている唾について、

書いておられたのも記憶に新しく。

コツコツと念頭において2年近くかけてやっとこ集まってきました。

お金をかければもっと集まりそうやけど・・・。

いかんせん軍資金が乏しいので(=д=;)安いのをコツコツと。

茸物の愛好家だけでなく、刀装具の愛好家も求めているせいか、なかなか難しい。

武士の魂にも喩えられる物に茸物が!と驚きとともにテンションが上がる品。

茸と刀、鍔とか柄って共通項があるしな・・・等と。

 

まずは・・・刀の拵えの花形? 鍔!

一つ目、茸を全体的意匠にしたもの。

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裏と表、おそらく椎茸かな?茸をペッタンコにして、

そこに金象嵌で松葉や楓の葉を添えてる。無銘だけどイイ☆

同様の意匠の物を多く見るので一番の流行物なのかな?

 

二つ目、荒々しく鏨(たがね)で彫り上げた占地風の透かし鍔。

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物凄い鉄の持ち味♪ガッガッと職人さんが一心に彫ったのかな?

下の占地、ちゃんと裏表彫りわけてて素敵。

 

三つ目、持ってる中では唯一の銘入り♪

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銘には<正阿弥>あり、当時の職人集団の銘かな?

会津正阿弥とか幾つかあるそうで。

綺麗なヒダの入った直球ど真ん中☆椎茸の意匠が光ってる♪

彫りで松葉、金象嵌で松の小枝(?)があしらってる。

 

何故こんなに茸を意匠にした物があるんだろうと?思って、

かなりの愛好家で現代刀の若き刀匠さんにお尋ねした。

それによると、茸はタケと読むことから、タケ(武・剛)タケル(猛)と

転じて言霊的な意味がある可能性。

霊芝なんかの薬効による不老長寿、山の幸としての福徳、

毒をもって身を守る護符のような意味合い。

単純な意匠としての面白さw

昔の物語から来たものや、神仏に喩えた物もあるそう(福禄寿や寿老人なんか)

それぞれなかなか意味深い理由で納得。

茸の素敵さを昔の人が想い、

刀の鍔にまで仕上げた力を感じ、グッときまくり♪

2010年5月 4日 (火)

【仝きのこ僥倖☆ 奥村彪生先生と春占地と・・・♪仝】

少し前の散策日記。4月18日、奥村彪生先生や濃~い菌友らと春占地狩りへ。

奥村先生は伝承料理・食文化研究家で、夕方の料理番組なんかにも出ておられた方。

三月には網笠茸狩りへと出かけたのも記憶に新しくし、とても気さくで素敵な先生。

肌寒い事が多かった四月だったが、この日はとてもポカポカの良い日和。

八重桜なども見ごろとなって春爛漫。

濃~~い茸愛好家の面々と、昔からうちの師匠やら先輩方ご用達のゲレンデへ♪

英才教育中(?)の茸博士な少年も動向。さっそくキノコ発見。

笠の質感で一瞬、春占地に見えたが形が明らかに違うw

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この風貌。柄こそ見えないけど、間違いない。

一夜茸(ヒトヨタケ)だ!色々仲間がいるけど、本家本元かな。

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苦しげに立った姿、よく見ると笠の下にも・・・・。子を守る母のようだ。

 

ここは強烈な食菌ハンター(大量に採る業者)も来ているところなので

少し心配してたが、幸いほどなく春占地がご登場。

人間以外の先客(虫や蛞蝓)が味見してくれてるのが多いが、

綺麗に食べてるので問題ない♪

なかには状態の良い子もちらほら。

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春占地(春湿地)、一本占地の仲間らしく風格ある質感。

この時期に特定の環境で生える茸の総称にしか過ぎず、

細かく分類していけば10種類ほどあるんだそうで。。。さっぱりわからんw

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うーん素敵だ♪

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濃く茂った草の間に賑やかな一団♪ 

向こうの方でも状態の良いのがあったと言うので、見に向かう。

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確かに良い感じ。このシャンプーが固まったような金色♪

形はハートっぽい?等と見ていると、足元に何か違うものが・・・。

草をかき分けてビックリ☆これは!

・・・網笠茸!春占地と並んで生えてる♪なんと豪華な春茸の競演。

すぐに奥村先生や他の方々を呼ぶ。「うわっ。ほんまや!」と、

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一様に大喜びしつつ撮影開始☆

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うーん贅沢な光景。網笠が草に妨げられたのか、

倒れちゃいるが新鮮なヤツだ。

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春占地は主に梅の樹下、網笠茸も山桜が好きなようで、

必須条件ではないけど、好発条件にも思う・・・朽ち易いからかな?

梅も桜も同じバラ科だからかなぁ。「薔薇族の茸か?」等と怪しい冗談も飛び出す。

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奥村先生は寝そべって撮っておられ、服に沢山の油虫等が・・・。

とお伝えすると、「ええよ、この歳になったら最近虫もついてくれんようになったから」と

笑い飛ばしておられたwさすがだ。

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虫食いも殆ど無く美しいヒダだ。

そろそろ昼食の時間なので休憩場所に向かう途中、

桜の花弁があしらわれた子を見つけて和む。

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奥村先生や菌友らと茸や植物の話、料理の話をしつつ歩く。

昼食時には奥村先生が巻き寿司を2パックも作って来てはって、

一同に振舞ってくださった。

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うーん美味しい☆程よい味付け、強烈に旨いのではなくて

程よいバランスがとれてて、流石だなぁ。。。

食後には持参した和茸物をお見せして話に華を咲かせる(作成中のブツもw)

 

春の顔ぶれ、椿菌核茶碗茸(ツバキキンカクチャワンタケ)を見た事が無い

メンバーがいたので寄り道・・・茸少年が「青い鳥!!」と一声!

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おおお・・・ほんとだ!大瑠璃かな!?青い鳥御三家の一翼♪

梅の枝に留まっててあんまり逃げないので、

そろりと追いかけて撮影を試みる。頑張れコンデジw

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美しい・・・梅に鶯ならぬ、幸せの青い鳥w

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なんと恵まれた一日だろう。キノコの神さんに感謝せんといかんなw

菌神社にきのこ薬師、なば観音と手を合わせんといかんw(←超いい加減な宗教観)

 

最寄の駅へ向かう途中、また一声上がる。

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大型の網笠茸!明らかに種類が違う。大網笠茸とか棍棒網笠茸かな?

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とても立派。近くのイチョウが好発要因かな?山桜と並んで、

網笠が好きな樹木のように思う。

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一つ、観察して不思議に思ったのが香り。

普段から嗅ぎなれた、網笠茸独特のクセのある香りではない。

いわゆる、茸の香りだ。土の香りとも少し違うような・・・。

他の濃い面々にも嗅がせてみると、一様に「ほんまや」と驚く。

面白いなぁ・・・。

 

梅の実に満開の八重桜、春占地に網笠茸。食い気も満たされ、

青い鳥も顔を出してくれて、本当に春の僥倖と呼べる一日だった。

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